平成二十七年六月二十四日

かがやけTokyo幹事長 両角みのる

 

 

平成二十七年第二回都議会定例会を終えて(談 話)

 

平成二十七年第二回都議会定例会は知事提出案件並びに議員提出議案を審議し本日終了いたしました。

 

定例会に先立つ5月の舛添知事と下村文科大臣との面会以降、新国立競技場整備に関する都と国との軋轢が表面化。本定例会では多くの会派・議員がこの問題を取り上げ論戦が繰り広げられ、第二定例会は「新国立競技場議会」とも言うべきものでもありました。

この件に関しては、我が会派では両角が一般質問を行ないましたが、5年後にオリンピック・パラリンピック大会を控え、新国立競技場整備の先行きが不透明な状況は憂慮すべきものです。私たちは、国のどこが責任を持つのかその所在を明らかにし、仕切り直しをしてこの問題に取り組むべきと考えます。費用負担に関しては、新競技場の全体像と総事業費も示されない状況のまま根拠なき負担を都はすべきではありません。そうした意味で、私たちは、今回の舛添知事の姿勢を支持するものです。しかしながら、これまでの特別委員会での副知事答弁や文科省側の証言に鑑みて、行政組織体としての東京都が情報共有が不十分である点は指摘せざるをえません。今後、都民が納得するような対応を取るよう知事には望むものです。

 

また、豊洲新市場の千客万来施設についても一般質問で指摘しましたが、事業者が撤退し新市場と同時オープンが不可能となり、今後の見通しは立っていません。この間の不手際を都は真摯に反省し、新市場開場に極力悪影響のないような取組みを強く希望します。

 

条例案では「東京都安全・安心まちづくり条例の一部を改正する条例案」が上程されましたが、青少年治安対策本部での見守り・啓発と教育委員会・警視庁・産業労働局へ各々執行委任により行う見守り・啓発とに分かれており、責任の所在や情報共有が不明確である点、懸念を所管委員会等で指摘いたしました。

 

議員提出議案第9号「東京都歯科衛生士修学資金貸付条例案」には反対をいたしました。歯科衛生士不足に対する課題に真摯に向き合い、条例案を提出し議論を喚起する姿勢には共感するところです。しかし、課題解決は修学資金の貸付には限りません。休眠歯科衛生士の活用など、資金の貸付ではなく、都財政への負担が少ない現実的な方法を模索することが優先されるべきと考えます。

 

最後に費用弁償の支給を見直す議員提出議案第4号「費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例案」ですが、これは、本年第一定例会に提出されたものです。今回、引き続き継続審議という結論となりましたが、これでは都民から都議会は議会改革の議論に正面から向き合っていないと捉えられかねません。費用弁償の問題は、しかるべき時期に設置される「都議会のあり方検討会」で議会改革全体の議論の中でおこなっていくとのことですが、再開時期や結論を出す時期は不明です。さらに「都議会のあり方検討会」は非公開であり、議案として提出されている以上、各会派が費用弁償に対する態度を明らかにし、開かれた場である議場で議論を行うべきが筋であり、本条例案の今議会での裁決を求める立場から継続審議に反対をいたしました。

 

今後も都政は様々な課題をクリアして次の時代を切り開いていかなければなりません。かがやけTokyoは情報公開を重視し、都民に開かれた都政を実現し、都民益を守るため全力で活動してまいります。