6月27日の舛添要一東京都知事定例記者会見におけるセクハラヤジへの議会対応に関する知事発言について重大な疑義がありましたので、本日6月30日、幹事長 両角穣より知事宛てに「ウェブマガジン・記者会見における知事発言における知事発言についての請願(質問書)を提出いたしました。

以下全文を掲載いたします。

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平成26年6月30日

東京都知事  舛添要一 殿
みんなの党Tokyo

ウエブマガジン・記者会見における知事発言についての請願(質問書)

貴職におかれましては、日々、都政発展のためにご尽力をされておられることにつき、敬意を表します。
日本国憲法第16条および請願法第3条に基づき、請願書(質問書)を提出いたします。同法第5条に則り、誠実なご処理・ご検討の上、各質問項目につき、ご回答をいただきますよう、請願いたします。
さて、都知事と都議会は、「車の両輪」に喩えられ、都民の代表として、真摯で建設的な議論を積み重ねながら、共に都政を前に進め、都民の生活と福祉の向上に繋がる政策を実現していく使命を帯びております。
ただ、いかに素晴らしい理想や言葉を並べても、実現できなければ何の意味もありません。
そのためには、両者が緊密に意思の疎通を図ることが欠かせません。ところが、貴職の就任される以前の都政においては、必ずしもこのことが実践されず、両者間のすれ違いが起きたことがありました。
私たちは、このことを骨身に刻んで、東京を世界一の都市にしていくため、貴職や職員各位と連携・協力し、都政に邁進していく所存であり、この点においても、貴職と認識を共有していると確信しております。

ところで、6月24日付講談社ウエブマガジン『現代ビジネス』掲載の「舛添レポート 18年ぶりのソウル公式訪問へ! 都庁に欠けている外交機構に大改革を実行する」(以下、「掲載論文」といいます。)と、6月27日の定例記者会見における掲載論分を受けての貴職によるご発言(以下、「会見発言」といいます。)におきまして、塩村都議に対する一般質問中の下劣なヤジに関連して、我が会派の議会対応について、知事として異例とも言えるコメントされておられます。
つきましては、コメントの意図を明確にし、齟齬なく認識を共有すべく、以下の質問項目に真摯なご回答を求めます。

一 質問項目

(1)掲載論文に「それにしても合点がいかないのは、塩村議員の属するみんなの党の責任者(議院運営委員会の理事)が、なぜ立ち上がって他会派の理事を呼び、議長の許に参集して、議事を中断させて対応を協議しなかったのかという点である」とありますが、我が会派からは正規の議会運営委員会(以下、「議運委」といいます。)理事は選ばれておりません。オブザーバーとして両角が議運委理事会に出席しておりますが、本会議中の議事整理のための協議については、正副議長と議運委理事が中心に行う慣例となっており、特に議長から呼ばれない限り、オブザーバーは自席に待機し、協議に参加することはできません。
また、「分かっていたのなら、即座に抗議のために全会派の理事を召集すべきである」とありますが、そもそも地方議会においては、天皇の国事行為である「召集」はありません。上述の慣例に則り議運委理事会のオブザーバーには、全会派の理事を招集する権限は有していないと判断し、不規則発言に対する本会議中の対応としております。
なお、本会議終了直後に、両角、上田、音喜多の3名が東京都議会自由民主党の控室に赴き、吉原修幹事長に面会して、口頭で厳重に抗議を行いました(吉原幹事長は否認)。
以上のような請願者の対応について、貴職が「それにしても合点がいかない」と断じた理由を明確にお答えください。

(2)掲載論文に「国会では、本会議であれ、予算委員会であれ、そのような情景は日常茶飯事である。都議会では、そのような仕組みがないのかと思って調べたら、国会と同じことができるようになっている」とありますが、厚生労働大臣のほか、参議院において、外交防衛委員長および予算委員会、外交防衛委員会、イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会、日本国憲法関する調査特別委員会、憲法調査会の各理事・幹事を歴任された貴職におかれまして「国会と同じこと(仕組み)」とは何を指すのかを具体的にお答えください。

(3)掲載論文に「みんなの党の責任者は、そのような議会運営のルールも知らなかったのであろうか」とありますが、「みんなの党の責任者」とは具体的に誰を指しておられるのか、氏名をお答えください。

(4)併せて、本件にかかわる「議会運営のルール」について、国会(参議院)と都議会が「同じこと」と判断された両者の共通点をお答えください。また、会見発言で「都議会と国会とこんなに違うなというのを一つ一つ戸惑いながら見ていた」と述べられておられますが、両者の相違点についてもお答えください。

(5)会見発言で「国会であったら、皆さん方、予算委員会の中継とか本会議を見てわかるように、ぱっと誰か、会派の議運の理事が議長席に飛んで行って、他の会派を呼んで、必ず行かないといけないことになっている」と述べておられますが、その法的根拠をお示しください。併せて、都議会にも同様のものがあると認識しておられるかどうかについても、お答えください。

(6)先の定例会において、我が会派には、11分間の一般質問が割り当てられました。塩村は、そのわずかな質問時間を最大限、有効に活用すべく、連日、深夜まで準備と工夫を重ね、質問を練っておりました。貴職は、会見発言で「その間、中断しますね。そういうことを日常茶飯事で見てきて、私自身が予算委員会の筆頭理事をやったりしていて、そういう仕事をしてましたから、止めに行きましたから、何度もね、おかしいじゃないかって。」と述べておられますが、都議会において動議によるもののほか、議事が中断できるとされた根拠をお示しください。

(7)会見発言で「それで、都議会はそういうルールがないのかなと思って、ちょっと調べたら、そういうルールはあるそうなので、そして現実にそうして止めたこともあったというのを聞きました」と述べられておられますが、「そういうルール」とは具体的に何を指すのか、お答えください。

(8)同発言の「現実にそうして止めたこともあった」のは、いつのいかなる会議なのか、ご存知の例をお示しください。

(9)会見発言で「そして現実にそうして止めたこともあったというのを聞きましたので、なら、やればよかったんじゃないかという感想を後で持ったと、そういうことです」で個別会派の議会対応について「やればよかった」と感想を述べておられますが、現職の知事職にある者がわざわざ掲載論文を含めて論評しなければならない必要性・企図を明確にお答えください。また、かかる論評を行うことは憲法第93条に定める二元代表制の制度理念に反しないか、ご見解をお示しください。

(10)会見中「ちょっとそこで中断して、やじを発した人を特定すると」と発言されていますが、
そこで特定できるとした根拠をお示し下さい。また、やじを発した人を特定するには、発言を特定することが必要となりますが、「ちょっと中断して」どのように発言の特定はできるのか、特定方法をお示し願います。

(11) 掲載論文および会見発言について、上に指摘の各点を含め、不適切な点がなかったかどうかについて、改めて点検され、熟慮の上、見解をお示しください。

二 回答期限

平成26年7月10日(木)正午
(お手数ですが、都議会議事堂5階みんなの党Tokyo会派控室までお届けください。
期限内にお答えいただくことができないときは、いつまでにご回答いただけるかをお知らせください。)  請願者一同誠実なご回答をお待ちしております。

以 上